老人ホームの平均費用は?医療費控除で自己負担は軽減される?

親の介護が必要になったときの選択肢として、何が思い浮かびますか?

「家で自分たちで介護をする。」

「老人ホームに入所してもらう。」

大きく分けると、まずこの2択で悩むことが多いと思います。

老人ホームという選択を考えるとき「老人ホームってお金どのくらいかかるんだろう?」という疑問が出てきます。

「自分たちの生活や仕事もあるので、 あまりお金もたくさん出せないし・・・。」

「できれば親の年金の中で入れる老人ホームはないだろうか?」

と考えている方が参考にできるように施設の費用の平均や特徴を書いていきます。

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老人ホームの費用は年金だけで大丈夫?

「親の介護が大変で自分で介護できそうにない・・・。」という状況であれば、
「施設に入れたい」と考えるのは当然ですね。

そこで問題になるのが、老人ホームの費用ですね。

お金があれば費用で悩むことはないでしょうが、普段の生活費「+α」で支払うものが出てくるのは、死活問題ですね(汗)

まず、費用に使うとすれば「年金」でしょう!

親に不動産など資産もなく、年金収入のみで自分たちの収入だけでは余裕がない場合は「年金」が大きな頼みの綱となりますね。

この「年金だけ」で費用をまかなうことができるのでしょうか?

答えをいうならば、「年金のみ」でも施設には入れます。でも、施設の選択肢は少なくなります。

まずは年金がどのくらいあるのかによって、選べる施設は変わってきます。
そのため、もらっている年金額を確認しましょう!

2か月に1度給付されている年金を通帳をみて、月額いくらもらっているのか確認しましょう。

年金は納めた保険料で額が変わってきます。

会社勤めの方は、厚生年金を支払っています。そのため、国民年金と厚生年金を受給できます。

自営業の方は国民年金のみになっています。

自営業の方は貯蓄がないと、年金のみの収入ではちょっと経済的に厳しいかもしれないですね。

老人ホームの平均費用の実際!

老人ホームに支払う利用料はほぼ生活費と言われています。

利用料以外にかかるのは、

通院、薬代、衣類、下着、おこづかい等のお金もかかってきます。

年金が15万であれば10万程度の老人ホームを選ぶといいでしょう。

年金額いっぱいに利用料に使ってしまうと、利用料以外にかかるお金の支払いがつらくなってきちゃいますね。

通院や薬代は節約できないですしね!

そして老人ホームと言っても、たくさんの施設があります。

その施設ごとに平均費用が違います。

施設の種類とともに平均費用を比較していきましょう!

まずは介護付き有料老人ホームです。

入居一時金を支払うことが多く、その金額は数百万~数千万まで施設によりさまざまです。

さらに、月額の利用料も支払わなければならず、その料金の平均費用は月額20万以上!

地域の方まで考えれば、入居金0円で月額20万円以下の施設もあるかもしれませんが、リッチな生活している人じゃないと入れませんね。

私なんか一生かかっても入れそうにないです。(汗)

次はグループホームです。

地域密着型の施設で入居一時金はとらない所が多いです。

地域差は出ますが、平均費用は15万~20万程度でしょう。

有料老人ホームよりは少しリーズナブルですが、年金をたくさんもらっている方や家族の経済的支援が得られる人向けという印象です。

介護保険の3施設と言われる特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、療養型病床です。
この3施設は幅がありますが、平均費用は5万~17万といわれています。

この金額であれば、十分「年金のみ」でも支払えそうですし、希望が出てきましたね。

今までの施設に比べたら、リーズナブル!!

しかし!

誰でも入れるわけじゃないのが、介護保険の3施設です!

特別養護老人ホーム(通称:特養)は

「介護度が重い人(要介護3以上)」でさらに「介護者がいない」という条件が必要です。

老人保健施設(通称:老健)は

自宅復帰のためのリハビリ目的というのが施設のそもそもの目的なので、3か月以上の長期入所は難しいです。
また、「要介護認定をうけている」という条件があります。

療養型病床は「医療処置が必要な人」という条件があるので、だいぶ条件が狭まります。

でも、この条件さえクリアしていれば年金のみの収入でも入れる施設があるとわかりましたね。

また、施設の費用面での違いも少し理解できたのではないでしょうか。

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医療費控除で自己負担額は減るの?

施設の利用料の平均費用はイメージがついてきましたね。

でも、利用料以外に通院費や薬代がかかってくることを忘れてはいけません!

そこで!

医療費控除という強い味方がいます!!(笑)

医療費控除を受けることができれば、利用料以外の通院、薬代の自己負担額が軽減するのです。

うれしい制度ですね。

しかし!!

落とし穴が・・!!!!

全員が受けられるわけではないんです。

有料老人ホームに入ってる人は受けられません。(´;ω;`)

介護保険の3施設しか医療費控除は受けられないんです。

要するに「特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、療養型病床」に入っている人だけです。

まあ、有料老人ホームに入れる人はリッチな人達ですから、医療費くらいは払える方が多いですかね。

施設における医療費控除は自己負担額の軽減を目的に本当にお金がなくて困っている人を助ける制度と言ってよいでしょう。

そして、介護保険の3施設の中でも医療費控除の対象が変わってきます。

特別養護老人ホームでは医療費控除の対象は
「施設サービスの対価(介護費、食費、居住費)として払った額の1/2の金額」について医療費控除を受けられます。

介護老人保健施設、療養型病床は医療費控除の対象は
「施設サービスとして支払った額」が対象になります。

そして、3施設すべて「日常生活費」「特別なサービス」に対しては対象外になります。

ここで注意してほしいことがあります!

ただ入所している事実だけでは、医療費控除は受けられません。

手続きをしないといけません。

めんどくさいけど、医療費控除は受けられるのであれば絶対やった方がいいです。

医療費控除を受けるには

確定申告の際に領収書を提出する必要があります。

また、誤解しないでいただきたいのが1割となる介護保険自己負担分に関しては対象になりません。

それ以外で医療費がかかる場合に医療費控除となり、自己負担分が軽減されるということになります。

「なんだ。大したことないじゃん」

と思うかもしれませんが、高齢になればいつ何が起こるかわからないので、知っていて損のないことだと思います。

もし介護保険の3施設に入所することになったら、覚えておきましょう!

介護施設を探すときに以下の2つのサイトが使いやすいですよ♪
かいごDB(介護DB)

【探しっくす】

まとめ

1.老人ホームに入るには年金のみでも選択肢は少なくなるが、入れる!
2.老人ホームの平均費用は施設の種類によって様々である
3.介護保険の3施設(特養、老健、療養型)の平均費用は比較的リーズナブル!
4.介護保険の3施設は医療費控除も受けられる
5.医療費控除の手続きをすれば、自己負担額の軽減につながる!

老人ホームに入るときに気になる費用面に関して、平均費用を知ることで施設選びしやすくなりましたね。

地域差だったり、施設独自のサービスがあったりすると

平均費用とは差が出てくるかもしれませんが、目安がわかると安心ですね。

自分たちの使用できる金額と施設の平均費用を考えながら、親が笑顔でいられる施設を見つけられるといいですね。

親が笑顔で自分たちも経済的に余裕があれば、すてきな介護生活が送れるのではないでしょうか。

私も親の介護が必要になったときは、このようにして施設を探していきたいと思います。

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