介護と仕事の両立はきつい?仕事を辞める前に知らないと大変なこと

親の介護のために仕事を辞めることを「介護離職」と言います。

今、この「介護離職」をする人が増えています。職場や友達の中にも、介護のために仕事を辞めている人いないでしょうか?

介護離職をする人は年間10万人にものぼると言われています。

こんなにも介護のために仕事を辞める人が多いとは驚きですね。
では皆、望んで仕事を辞めたのでしょうか?

「仕事をしながら、介護をしていたけど辛い!」

「仕事を辞めて、介護に専念したら楽になるかな?」

「子供の役割として、介護はしないといけない!」

というような思いで仕事を辞めて介護に専念する人が急増しているのです。

仕事だけでも大変なのに、さらに家に帰って介護をするのはしんどいですね。
だからと言って、簡単に仕事を辞めてはいけません。
気を付けないと、「仕事を辞めて後悔した!!」ということになりかねません。

今回は、そんな後悔をしないように注意点を述べていきましょう!

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介護+仕事=きつい!!両立はできないの?

介護が必要になってくるのは75歳以上が多い現状があります。

介護する人は必然的に子供が多いです。

よって、75歳以上の方の子供は50代が多いことから、仕事をしながら介護している方は50代が一番多いです。次いで、40代、60代も多いと言われています。

この50代って、管理職であったりして会社の中でも大きな役割を持っていることが多い年代でもありますよね。

50代の方の子供も進学や就職のタイミングであったりして、責任が二重、三重に重なってきます。

そのため、すぐに「仕事を辞める」という選択をせず、まずは仕事と介護の両立を図る人が多いです。

2013年の総務省のデータでは働きながら介護している人は240万人。
男女比は若干女性が多い傾向があります。

仕事も責任があり、家でも責任があると身体だけでなく、心も疲れてしまいそうですね。

きっと責任感があるからこそ、

「職場に迷惑をかけられない」

「介護をやるのは自分しかいない」

と思い、仕事と介護の両立がきついと感じるようになっていくのでしょう。

頑張りやさんの証拠ですね。

介護は、大きく仕事にも影響を及ぼします。

小さな子供を育てるのと違って、介護はどんどん状態が悪化していくことが多く、終わりも見えない場合が多いのが特徴です。

「子供の務めと思って、親の介護を始めたけど最初の状態より、介護しないといけないことが増えてきた」

「仕事と両立できると思っていたのに、介護して疲れてしまって仕事が中途半端だ」

「親の病院に付き添うために、仕事を休まないといけないことが多くなった」など

思ったより、介護の負担が多くなってくると

やむなく「仕事を辞める」、「転職しよう」と考える方が増えてきます。

介護を辞めることができなければ、「仕事をなんとかしよう」と思うのは当然ですね。

介護のために仕事を辞めると大変!

仕事と介護の両立がきついから「仕事を辞める」のは簡単です。

でも、仕事を辞めた後のことも考えてからにしないと大変なことになりかねません。

介護はどんどんやることが増えていきますね。

子育てと逆の現象が起こるわけです。

最初は「このくらいなら、仕事と両立できるかも・・・」だったのが、

「仕事をやめないと介護ができない」くらい介護量が増えていきます。

そして、介護に専念するということは介護に向き合わないといけません。

「仕事の間は介護から離れられる」状態から、「一日中介護する」に毎日が変化すると想像以上に負担が増えてきます。

そして、前に述べたように介護しながら、仕事ををしている人が50代が多いですね。

仕事を辞め、介護に専念し、いざ介護を終えた。

その時に仕事復帰をしようと考えても、「再就職をする」難しさが出てくるのです。

介護のために仕事を辞めた人の中で、再就職をしたときに正社員として仕事復帰し働けている人は半分に満たないと言われています。

「転職」という形をとっていても、収入が少なくなることがほとんどです。

どうやって生計を立てていくかが「仕事を辞める」かどうかを決定する上で重要になってくるということですね。

もし、生計を立てることを考えず、仕事を辞めてしまうと貯金を切り崩したりしてお金が足りなくなってしまいます。

使用できる介護サービスもお金が足りず、サービス内容も少なくなってしまうかもしれません。

もし、親のために仕事を辞めて、介護をしようと思っている人はお金の工面のことを考えてからが良さそうです。

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仕事を辞めず、介護を続けるために

仕事をしながら、介護をするためにはどうしたらいいでしょうか?

育児・介護休暇制度というものがあります。

育児休業は世間的にもよく知られていますね。実際に取得する方も多いです。

それと同じくして、介護でも介護休業を取得することができるのです。

事業主はこの介護休業を希望された場合、拒否できないことになっています。

要するに、「介護のために休みます!」

と宣言したら、絶対休めるってことですね。

休業できる期間は家族が要介護状態になるごとに1回、通算93日取得できます。

一度状態が良くなった家族が再び、状態が悪化した場合も再度取得可能です。

しかし、休みはもらえますが、最悪休業期間は無給になってしまう場合があるので、取得する際は確認が必要です。

でも、辞めてしまったら復帰はなかなか難しいですが、休業であれば復帰しやすい状況です。

無給の間は、雇用保険や介護休業給付金などの利用である程度は賄うことができるはずです。

しかし、この制度は大企業向きと言われています。

その原因は、中小企業は人材不足があり、フォローできないという理由があります。

そのため、制度を利用せずに「仕事を辞める」ことに踏み切っている人が多いのです。

しかし、思い切って介護休業を取得する人が増えれば、いずれ育児休業の取得のように当たり前になっていくでしょう。

そして、介護休暇をとる場合にも注意が必要です。

期間が93日間という点です。

たった93日間で介護が終了するとは考えにくいです。

この間に介護サービスの利用を考えて、環境を整えていく必要があります。

親の介護を自分でやらず、施設に預けることに罪悪感を感じる方もいらっしゃるようですすが、介護スタッフはプロです。

結果的に知識のない自分が介護をするより、結果的にいい状態になることも多いのです。

時には自分だけで頑張らず、介護のプロに手伝ってもらいながら、仕事を続けていく方法もあるのです。

もし、介護施設を探すのであれば、以下の2つのサイトが使いやすいですよ。
かいごDB(介護DB)

【探しっくす】

まとめ

1.親の介護のために仕事を辞める人が増えている
2.仕事と介護の両立はきつい
3.仕事をしながら介護をしている人は50代が多い
4.介護のために仕事を辞めると収入面で大変
5.再就職も難しくなる
6.介護休業を使い、仕事と介護を両立しよう
7.時には介護のプロの手助けも必要

親の介護は「子供の役割」と考える人が多い中、本当は「仕事を辞めたくない」と思っている人がとても多いです。

親の介護も大事ですが、

ぜひ!介護休業制度や介護のプロによるサービスを活用し、介護の負担を分散させていきましょう。

できるだけやりたい仕事を続けられるようにしながら、楽しく介護生活ができるようにしていきたいですね。

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