親の介護費用は誰が払う?施設の利用だけでは兄弟間のトラブル解消にならない!!

30代、40代になってくると、自分の生活だけでなく親の将来についての心配ごとが増えてくる年代ですよね。

突然の病気や認知症・・・。親の介護が必要な状態は予期せぬ時にやってくるかもしれません。

さて、親の介護をしなければいけない状態になったとき、誰が主体で行っていきますか?

「長男の仕事でしょ?」「近くに住んでる兄弟がすればいいんじゃない?」
「親の介護できるほど収入ないし、ほかの兄弟に任せておこう!」
「やる気はあるけど、(親と家が)遠いし無理だな」
といった沢山の問題が出てきませんか?

「兄弟がいれば、協力できる!」という家族もいれば、兄弟がいるからこそ、介護の押し付け合いに発展するケースも少なくありません。

私も「長男だから」「家近いでしょ?」という理由だけで介護を全面的に負担しないといけない風習が好きではありません。

この記事を読むことで、法的には兄弟の誰が介護すべきか、親の介護をしていない兄弟がしてはいけないこと、介護施設に入れるだけでは問題解決にならない理由等が分かりますよ!

※2018年3月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合があります。
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兄弟で平等に介護を負担すべき!?

民法第877条には「親の扶養する義務」について記載されています。
兄弟は平等に親の扶養義務があるということです。

つまり、兄弟のうち一人だけが大きく負担するのではなく、平等に負担すべきであると法律上は決まっているのです。

法律もふまえると、基本は介護については兄弟の中で折半するのが望ましいということになりますね。

▼関連記事もあるので、読んでみてください。
親の介護をしたくない!!法律上の義務は?放棄は罪になるの?

でも、兄弟で平等に介護の分担をしている家庭はどのくらいいるでしょうか?

兄弟間の介護分担において、関係性が悪くなりトラブルに発展するケースもあります。

ひと昔前は「長男が親の介護をする」と常識のようになっていましたが、だんだんと考え方が変わってきておりトラブルになっていくのです。

でも、トラブルにならずに済むなら、それが一番ですよね?

自分の生活でも精いっぱいなのに、親の介護のことで兄弟と揉めるなんて気が重くて仕方ないです。

そもそも疎遠な兄弟ならば、テンション急降下です(苦笑)

介護費用でトラブルに・・・

トラブルになるケースとして多いのは
「実家に近いから、あなたが面倒みればいいじゃない?」と兄弟間で親の近所に住む兄弟一人に介護を押し付けるパターンです。

しかも、一番近くにいて親の介護しているだけでなく
「介護費用まで一番多く払わされてる!!」となってくると、当然不満も募ってきます。

法律では兄弟に平等に「扶養の義務」はありますが、強制的にお金を出す法律はありません。
「収入が多いから、多く出して!」とは言えないということです。

でも、介護とは介護費用を払えば解決できる問題ではないです。

「介護する人」が必要なのです。お金がないのであれば、「介護をする人になる」=「親の身の回りの世話」という負担の仕方もあります。

介護費用を払う人、身の回りをする人と分担することで「親の介護に対する負担を兄弟と分担をする」ことができます。

兄弟の中で「俺は介護費用を払っている」「私は身の周りの世話をしている」という状況であれば、お互いに役割の整理ができ、トラブルも減っていきそうですね。

兄弟間でどのように親の介護負担を分担するか話し合いをすることで、トラブル回避ができますね。

親の介護費用は誰が払う?施設の利用だけでは兄弟間のトラブル解消にならない!!

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厳禁!口出し無用!!

 役割分担を無事に決定しても、トラブルの可能性はあります。
それは、「不要な口出し」です。

実際に介護をしていると、どう頑張ってもストレスは溜まってきます。

認知症の方であれば、下の世話や食事の世話などの身の回りの世話だけでなく、介護者の言ってることを理解してくれず苦労することが多くあります。

娘や息子の名前すら、覚えていない場合だってあるんですから。

そんな状況の中の「兄弟の口出し」はトラブルになりがちです。

遠くに住んでいて、たまに現れた兄弟に
「もっと○○すれば、いいんじゃないの?」なんて言われると
「だったら、自分でやってみたら?」と怒りを買ってしまいます。

さらには「俺はお金出してるし、介護の分担してるでしょ?」なんて言ってしまったら、せっかく介護の役割分担をしても台無しです。

言ってる方は悪気はなく「○○の方が・・・」と言ったとしても、言われた方が精一杯の状況で「+α」を要求されたら、困っちゃいますもんね。

介護費用は負担していても、実際に身の回りの世話をしている方が一番大変だということを忘れてはいけませんね。

施設なら介護費用だけで大丈夫!?

親の介護を考えるとき身の回りの世話をする余裕はないから、施設に任せよう!
と考える人も多いですね。
兄弟間で話し合い、施設を選択する人もたくさんいます。

ただ!ここで注意してほしいことがあります。

施設に任せるから、「介護費用さえ支払っていれば大丈夫」というわけでもないのです。

実は施設に入所していても、契約の更新、体調不良、面談などの度に呼び出しされたり、
身の回りの物の補充や洗濯など結構忙しい状況があります。

自分の生活がある上に、月に何回も施設に行かないといけない状況って結構負担ですよね。

施設に入所するから、「介護費用を折半にすれば役割分担はOK」というわけではないということになります。

「施設の契約の更新などの手続きの際に行く人は?」「日々の洗濯物は誰がやる?」といった役割も話し合っておかなければ、「私だけがやっている」という状況になってしまいます。

細かい部分にまで、話し合っておくことでトラブル回避ができるのです。

個人的には「自分の介護費用のことで子供には揉めてほしくないと思うのが、親心」だと思っているので、自分の親の介護の際には揉めることのないようにしていきたいですね。

私も兄弟と話し合いをしよう!と思っています。

介護施設を探すときに以下の2つのサイトが使いやすいですよ♪
かいごDB(介護DB)

【探しっくす】

■介護施設選びで参考になる本
後悔しない有料老人ホームの選び方がわかる本 [ 中村寿美子(介護コンサルタント) ]

まとめ

1、親の介護は基本は兄弟で平等に負担すべき
2、兄弟間で話し合い、介護負担の分担をしよう
3、身の回りの世話をしている人が一番大変!口出しはしないで!
4、施設に入っても身の周りの世話は結構ある!
5、トラブル回避には事前の話し合いが大事。

■親の介護の関連記事
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