七夕の由来を保育園児に教えるコツ!!願い事を書くのはなぜ?

七夕の由来を保育園児に教えるコツ

「笹の葉さらさら♪」

7月7日は七夕ですよね。

我が子たちも毎年短冊に願い事を書きます。

保育園の入り口などに飾ってあり、まだ字が上手く書けない子供が書いた短冊がとても可愛かったりします。

でも「七夕って何?」「何で願い事を書くの?」と聞かれたら何て答えたら良いのか。

そこで、今回は七夕の由来や願い事を書く意味についてシェアしたいと思います。

※2019年5月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合があります。
※本ページはプロモーションが含まれています。
※本記事にはアフィリエイトプログラムを利用しての商品のご紹介が含まれます。本記事を経由しサービスのお申し込みや商品のご購入をした場合、サービスや商品の提供元の企業様より報酬を受け取る場合がございます。

スポンサーリンク

七夕の由来は?

七夕は五節句の一つです。

七夕は旧暦の7月7日の夜の事なのですが、昔はお盆が旧暦の7月15日前後で、お盆と関連がある前盆行事としての意味合いが強かったようです。

お盆が明治改暦以降8月15日前後を主に行われるようになり、今では関連性が薄れ、七夕まつりとして独自に7月7日や8月7日前後に開催されるようになりました。

元来七夕は中国の節句の一つで、中国歴において7月は秋の最初の月「孟秋」とされていました。

日本でも古来、七夕は秋の季語なんです。

夏のイメージがあり、意外ですよね。

中国でもともとあった行事の七夕が奈良時代に伝わり、日本の棚機津女(たなばたつめ)の伝説と合わさって生まれたのが、日本の「たなばた」とされています。

語源はお盆の精霊棚とその幡から棚幡と言うようになったそう。

今の七夕とは少し違う気がしてしまいますよね。

昔は、乙女が着物を織って棚に供え、秋の豊作を祈り、人の汚れをはらうため神様を迎える行事でした。

七夕の由来を簡単に伝えるには?

七夕と言えば有名なのが織姫と彦星のお話。

むかしむかし、天の川のそばには天の神様が住んでいました。
天の神様には、一人の娘がいました。
名前を織姫と言いました。
織姫は機を織って、神様たちの着物を作る仕事をしていました。
織姫はやがて年頃になり、天の神様はお婿さんをむかえてあげようと思いました。
いろいろ探し、天の川の岸で天の牛を飼っている彦星と言う若者を見つけました。
彦星はとても立派な若者でした。

お話は続くのですが、このお話はよく知っていますよね。

元はこと座の1等星ベガが織姫星として知られ、織姫は天帝の娘で、機織の上手な働き者の娘。

夏彦星はわし座のアルタイル。

夏彦もまた働き者だったので天帝が二人の結婚を認めました。

ところが夫婦生活が楽しく、織姫は機織りをしなくなり、夏彦は牛を追わなくなったため、天帝が怒り、二人を天の川で隔てて引き離したとされます。

それでも年に一度7月7日だけ天帝が会うことをゆるし、天の川にカササギが橋を架けてくれ、会うことが出来る。

そんなお話なんです。

まずはこのお話をしてあげて、「二人の願いが叶う日に、願い事をしてみよう」と話すのも良いと思います。

そして「織姫と彦星のようにならないように、願い事を書いたら、願い事が叶えられるようにがんばろうね」と話してみるのも良いと思います。

でも本当はお盆の意味を話して、お盆を迎える前にお供え物をする行事なのよ、が本来の意味に近いかもしれませんね。

ちなみに7月7日に雨が降ると天の川の水かさが増し、織姫はわたることが出来ず夏彦も会うことができないそう。

そのため、この日に降る雨は催涙雨とも呼ばれているそうです。

催涙雨は織姫と夏彦が流す涙と言われています。

東京では7月7日が晴れる確率は約53%程度とも言われていて、梅雨の最中なので雨が多いようですね。

天の川が見える確率も半分とすれば、今年は晴れればなんだかうれしい気がしますね。

願い事を書くのはなぜ?

ほとんどの神事は「夜明けの晩」(7月7日午前1時ころ)に行うことが多いようですが、この時間帯は天頂付近に天の川、牽牛星、織女星の3つが最も見頃になる時間帯のようです。

葉竹に飾りを付けたり、短冊に願い事を書き飾る風習は江戸時代から始まったとされています。

これは日本特有のもののようですね。

五色の短冊は「五行説」にあてはめられた色だそうで、「緑・紅・黄・白・黒」の5色だそうです。

五行説とは、古来中国の思想で、万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなると言う説だそうです。

笹・竹は根強く、繁殖力も強い、その生命力と神秘性から神事に昔から使われてきました。

笹の葉の擦れ合う音が、神様を招くとされてきたそうです。

笹を7月6日に飾り、海岸地域では翌7日未明に海に流すことが風習だったそうですが、最近は海に流してはいけないものも飾られていたりすることから海に流すことは少なくなったようです。

短冊に願い事を書くのは、最初は機織や裁縫の上達を願っていたものが、芸事や書道の上達も願うようになり、いろいろな願い事がされるようになったと言います。

短冊と一緒に飾る折り鶴は長寿を願い、網飾りは豊年豊作大漁、神衣は裁縫が上達したり、災いを人形に移すなどの意味があるそうです。

地域によって風習は違いもあり、北海道では七夕の日に「ローソクもらい」と言う子供たちの行事が行われたり、仙台では七夕の日にそうめんを食べる風習があります。

麺を糸に見立てて織姫のように機織・裁縫が上手くなると願うと言う説があるんだそうです。

私が以前少しお手伝いをして働いた丸の内のビルでは、ビルの管理会社から短冊が配られ、各社員も書いて1階のフロアに飾られたことがあります。

でも大人になってから願い事をみんなに見られる場所に書いて飾るのは少し恥ずかしく、本当の願い事は書けなかった記憶があります。

その点、子供たちは純粋で良いですよね。

毎年園の入り口に飾られる短冊は楽しみです。

スポンサーリンク

日本各地の七夕まつり

日本各地に有名な七夕祭りがたくさんありますよね。

いくつかあげてみますね。

●仙台七夕まつり

宮城県仙台市で開催され、206万人もの人が訪れます。

地元では「たなばたさん」とも呼ばれ、東北三大祭りのひとつです。

●能代役七夕

秋田県能代市で開催され、能代ねぶながしとも呼ばれています。

●湘南ひらつか七夕まつり

神奈川県平塚市で開催され、関東三大七夕祭りのひとつです。

東京では

●阿佐谷七夕まつり 東京都杉並区

●福生七夕まつり 東京都福生市

●下町七夕まつり 東京都台東区

などの七夕まつりが有名です。

七夕まつりは花火大会も各地で開催される時期ですよね。

昼間は華麗な飾りの七夕まつり、夜は花火大会とお出かけしてみるのも良いですよね。

まとめ

Q七夕の由来は?

七夕は五節句の一つ。

中国でもともとあった行事の七夕が奈良時代に伝わり、日本の棚機津女(たなばたつめ)の伝説と合わさって生まれたのが、日本の「たなばた」とされています。

語源はお盆の精霊棚とその幡から棚幡と言うようになったそう。

Q保育園児に由来を伝えるコツは?

棚機を使って乙女が神様のための着物を織り、秋の豊作を祈り、人の汚れをはらうための行事であること。

織姫と彦星の伝説のお話をし、なまけては良くないこと、願い事が叶うように頑張ろう、そんなことを伝えましょう。

Q願い事を書くのはどうして?

短冊に願い事を書くのは、最初は機織や裁縫の上達を願っていたものが、芸事や書道の上達も願うようになり、いろいろな願い事がされるようになったと言われています。

2019年の七夕は日曜日ですよね。

家族で夜空を見上げるのも素敵ですよね。

東京は2016年、2017年は晴れました。

2018年は曇り。

今年は晴れたらいいですね。

※2019年5月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合があります。
※本ページはプロモーションが含まれています。
※本記事にはアフィリエイトプログラムを利用しての商品のご紹介が含まれます。本記事を経由しサービスのお申し込みや商品のご購入をした場合、サービスや商品の提供元の企業様より報酬を受け取る場合がございます。

投稿者プロフィール

mamatasu
mamatasu
ママタスと申します。子育て中のママさんが抱える悩みや疑問、たとえば、育児、夫婦関係、健康、家族でのレクレーション、マネー情報を中心に情報発信しております。

スポンサーリンク

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る