マママネー

大阪は“粉もん”の食文化が示す通り、お好み焼きやたこ焼き、串カツなどといったB級グルメのイメージが大変強く、余りお菓子などは知られていないと思います。

実際、大阪と聞いてすぐに思い浮かぶようなお菓子ってありませんよね。
これほどの大都市でありながら、その顔になるお菓子がないというのも不思議ですが、それだけB級グルメが深く浸透しているということでしょうか。

しかし忘れてはいけません。

何と言っても「食い倒れの街」です。
大阪の東には和菓子王国の京都が、西には洋菓子大国の神戸が控えており、その中間に位置する以上、両隣の影響を受けないわけがありません。

このところ大阪を訪れる観光客は増加の一途をたどっており、ことにUSJができてからは更に拍車がかかる一方。

せっかく観光で大阪を訪れるのですから、大阪のお菓子を土産に買って帰りたいですよね。
今日は皆さんがお持ちの大阪の固定観念を払拭したいと思います！

お土産におすすめ！全国人気「堂島ロール」！

「堂島」というのは地名で、JR大阪駅を南へ少し歩いた辺りのオフィス街で、堂島川なる淀川水系の川が流れています。

東京に例えると丸の内のような少しハイソなオフィス街で、一般に想像されるような大阪のイメージとは少しかけ離れています。

観光地ではありませんが、大阪駅や梅田駅に近いため、土産物を探すにはおすすめしたいエリアです。

その堂島川沿いの路地に店を構えるのが「パティスリ・モンシェール」。
モンシェールとはフランス語で「私の大切な」という意味。

▼この「パティスリ・モンシェール」の看板商品が「堂島ロール」というロールケーキです。

「パティスリ・モンシェール」は東京銀座三越のB2にも入っていて、よく長蛇の列ができています。

東京でこの列ですから、「堂島ロール」というお菓子の人気がよくわかります。

大阪では、特に本店では待たずに購入できますので是非ともおすすめしたいところですが、何せ生菓子ですから、日持ちの問題があります。

▼そんな方には焼き菓子がお土産におすすめですよ。

あるいは堂島カステラは大阪限定でもあり、観光や出張ついでのお土産としてもおすすめですね！

ちょっと高級感のあるお菓子で、“本命”へのお土産にはぴったり！
貰った人は嬉しいに違いありません。

→モンシェール 堂島本店 （Mon cher）

→モンシェール 阪急百貨店うめだ本店 （Mon cher）

お土産におすすめ！ベルギーワッフルの「マネケン」

今や全国展開しているため、どこが本店なのかよくわからないのですが、れっきとした大阪のお菓子です。

関西ではJR大阪駅や三ノ宮駅など、主要な駅の構内でよく販売店を見かけます。
美味しそうな甘い香りが漂っていて、ついつい視線が行ってしまうのですよね。

「堂島ロール」などとは違い、庶民的なお菓子ではありますが、食べ応えあり、お値段もお手頃でお土産にはおすすめの一品。

またこの種のお菓子を嫌いな人はほとんどいないと思いますので、お土産にして外れはないと思います。

しかも余計な食品添加物が入っていない優れものです。

▼一個からでも購入可能。

大阪駅にも新大阪駅にも店舗があるため、観光の締めのお土産に買えますね！

→マネケン JR大阪駅店 （Manneken）

お土産におすすめ！和菓子で有名な「千鳥屋宗家」

大阪で有名な和菓子屋と言えば、「千鳥屋宗家」というほど、大阪、神戸に店舗が沢山あります。

品数も豊富で、饅頭や団子、餅など一通りの和菓子が揃っています。
柏餅など季節の生菓子も充実。

和菓子でもあり、誰に贈ってもまずまず無難なお土産と言えますね。
特に「みたらし小餅」などが人気のようです。

▼商品によってはJR各駅の売店でも販売されているので、観光土産としてはおすすめ。

▼夏の時期はこちらのゼリーや水羊羹もおすすめ。

→千鳥屋宗家 大阪本店

お土産におすすめ！餅なら「小島屋」の「けし餅」で決まり

創業は江戸時代に遡る老舗の「小島屋」は堺市に本店を構えています。

この和菓子屋は、一部関西のデパ地下に入っている以外、ほとんどの店舗が大阪にしかなく、その意味では生粋の大阪菓子と言えましょう。

ここの代表菓子の一つ「けし餅」は食品添加物を一切使わない健全な食品です。

生菓子とはいえ4～5日は持ちますので、和菓子をという方には特におすすめです。
また木箱詰めの商品もあり、少し大事な人に贈るには差別化もできます。

観光地に店舗があるわけではなく、またJR大阪駅や新大阪駅で購入できますが、一件地味な包装のため見落としてしまうリスクがあります。

▼しかし、この「けし餅」は玄人好みの一品ですよ！

→小島屋

お土産におすすめ！五感で味わう「ええもんちい」！

（有）五感が販売する黒豆入りのマドレーヌ「ええもんちい」。
なかなか優秀なお菓子です。

▼この通り、食品添加物を使わない健全なお菓子です。

これも駅の売店で普通に販売されており、観光土産におすすめのお菓子です。

シンプル・イズ・ザベストといった感じのお菓子ですね。

お土産におすすめ！ここでしか買えない「大丸饅頭」！

大丸梅田店でしか買えないのが、この「大丸饅頭」です。
地下一階で実演しながら販売しています。

ちょっと京都新京極の「ロンドン焼き」のパクリっぽいですが、ここでしか買えないということでおすすめにしました。

この“大”の焼き印は、大丸の“大”と大阪の“大”を掛け合わせているのでしょうか。

→大丸饅頭 大丸梅田店

まとめ

いかがでしたか？

大阪のお菓子は、京都の和菓子や神戸の洋菓子に比べると目立たない存在で、実際、JR大阪駅や新大阪駅の土産物コーナーへ行くと、京都や神戸のお菓子が沢山並んでいて、大阪銘菓の影が薄くなりがちなのが実情です。

しかし、思った以上に大阪土産としての菓子はレベルが高く、しかも無添加で素朴なものが多いのに驚きです。

土地勘がなくても、大阪へ観光に来られたら迷わずご紹介したお菓子を探しましょう！

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